【九十九里鉄道バスの此の頃 ①】 UDスペースアロー(マキシオン)編
2,3ヶ月ぶりに九十九里鉄道バスに乗車して来ました。
で、千葉駅14:00発の九十九里ライナーに乗ろうとした訳なんですが、、、
😅おまえ、まだ生きてたのか、と…。
九十九里鉄道バスの高速車としては最古参となる【千葉200 か・168】 通称、2101号車 が来まして。
最近、Twitterなど、千葉県のバスマニアの界隈では九十九里鉄道バスに小湊の2代目初期ガーラが次々と移籍していると話題になったばかりですが…。
後輩のバスに負けじと、'99年式のUDスペースアロー。その名も2101。
基本的に平日だけの運用(?)っぽいですが、まだ普通にフル稼働してるんですよね。
前に乗務員さんに聞いた話だとコイツも実は相当ガタがきててかなり調子悪いとかなんとか…😅
乗り心地は…
「揺れるし、うるさい!」
まあ、なんだかんだで僕のバス好きの原点の車両だったので長く走ってくれればそれが一番なんですが。
カッコいいですよね。いい感じに年季も入ってますし。
架装は、富士重工の7Mボディー、通称「マキシオン」なんて呼ばれてます。
バスマニアさんでも時々、マキシオンを車名として勘違いされてる方がいらっしゃいますが、マキシオンとはボディーの通称ですね。
ちなみに同じマキシオンでも7Mと7HDのツータイプが存在し、7HDは名前の通りマキシオンのハイデッカー車ですね。九十九里鉄道にも貸切専用車ですが7HDボディーを架装した三菱ふそうエアロバスが一台だけおりますね。
形式版を見て貰えばわかると思いますが、2101号車の型番はRA531RBN。
UDのマキシオンは400馬力の高出力エンジンのRA550RBNというものも存在しますが、こっちは標準馬力仕様車ですね。(標準馬力は350馬力。50馬力の差はやはり相当大きい??)
馬力も違えば、当然、エンジンも異なり…。
RA550RBNは日産ディーゼル製RH-8型エンジン(21,205cc V8 NAディーゼル)、日産ディーゼル製RA531RBNはRG-8型エンジン(17,990cc V8 NAディーゼル)をそれぞれ搭載しています。九十九里鉄道の2101号車はRA531RBNなのでRG-8型エンジンを搭載していますね。
これらのエンジンはもともと、ビッグサムに搭載することを目的として設計されたエンジンです。
日産ディーゼル・ビッグサム 後期型 (画像はビッグサムのWikipediaより)
実際このバスに乗ってみるとわかるんですが、トルクが本当に無いように感じます。とかく加速が悪い。まあ、V8 NAなんてそんなもんですかね…🤨 車両が古いのも関係あるかもしれませんが…。
さて、話が少し脱線しましたが。
これは、2101号車の運転席ですね。
んー、なんともごちゃごちゃとまとまり感が無いっ!笑
僕の知り合いのバスドライバーの方は、日産ディーゼルのバスは嫌いだという方が多かったですね…😨
理由を問うてみると、「インパネがちゃちい!」 「ハンドルが軽すぎる!」 「トルクがない!」 など、どれもこれも酷評ばかり笑笑
プロの方々には使いづらい設計なんでしょうね。
7Mボディーといえばこの独特のリア形状ですよね。最初見たときは変なテールランプだなぁって思いましたが、近頃ではさすがに見慣れました😁
こんなところですかね。このバスは今年で登録から19年目。ミッション等の調子がすこぶる悪そうですし、小湊からの移籍車に影響されていつなくなってしまうかわからない状況ですが、当ブログではこれからも慎重に行方を見守っていこうと思います。
ちなみに、ですが、コイツの仲間たちはすでにナンバーを外され、運用からは退いています。
こんな風に、ドアが半開きのまま片貝駅のバックヤードに放置されています。
ちなみに、同じマキシオンボディーでもいすゞ車も一台だけ存在してたんですよね。(名称はガーラだったと思います。)
貴重ないすゞ車でしたが、このように片貝駅に放置されている状態ですね。片方は2101と同じく日産車です。
いすゞ車は確か1998年式だったと思います。
おそらく、この2台は2101用に部品取りとして残してるのだと思います。
ちなみにこいつは昨日の帰宅便です(笑)
次回は【九十九里鉄道バスの此の頃 ②】と題しまして、この写真のいすゞガーラについて特集していきたいと思います‼️
下にオマケとして、撮影した2101の写真を貼って終わりたいと思います!
では、また!!🤚
【オマケ】
2018/5/7撮影。